関の氏神

亀山八幡宮

境内散歩

子持ち狛犬

狛犬は、お宮にお参りすると必ず見ることができ、古くから親しまれなじみになっていますが、その由来についてはあまり知られていません。
獅子に似た狛犬は、獅子と高麗犬が混同されてつくられた架空の動物で、インドの信仰に発生し、中国をへて日本に渡来。中世期の神仏習合にともない神社内にも置かれるようになったといわれ、魔除け・守護・装飾としての役割が託されています。


左側

右側

お宮を守っている狛犬は必ず一つは口を開き、一つは口を閉じています。
子持ち狛犬の向かって左側のものは、幼い狛犬2匹を、胸に抱きそして背に負い、右側のものは1匹を背負い、空に向かって口を開けています。
この組合せを見ると、母親に2匹の子供がまつわりつき、少し大きな子を背負った父親がこれを守るといった、親子5匹のまさに平和な家庭を思わせます。
また当宮の子持ち狛犬は大変珍しく、体長は約1メートル(台石を含め、高さ2.6m、横1.5m)と非常に大きく、なかなかの傑作。

台石には「文久3年(1861年)12月吉日 発起人黒崎屋善文」と刻まれています。


亀山八幡宮社務所
 〒750-0004 山口県下関市中之町1-1
TEL 083-231-1323FAX 083-232-5365
メールアドレスkameyamahachimangu@theia.ocn.ne.jp